PENTACON six TL, BIOMETAR 2.8/80, Portra 400VC (expired)
いまだにこのスクエアなフォーマットに慣れることが出来ないでいる。
中判カメラで撮る時に構図を考えるのはけっこうむずかしい。
3:2 や 4:3 の方が感覚的にしっくりくる感じ。
どうしてなんだろうと、少し考えてみた。
人間の眼は左右にならんでいて、視野は全体として横長。
視覚の認知機能の基本は地平線を基準とし、その上に置かれている物体に注意を向けるように出来ていて、
われわれ人間の移動の基本は徒歩、つまり横方向、気にしなくてはならない他の人々や動物も
真上や真下からやって来ることは稀で、横長の視野は生きていく上で有利なものとなっている。
物心ついた頃から親しんでいる、テレビ画面、そして写真サービスプリントも横長、
いま眼の前にあるディスプレイも横長の長方形。
こうなったのは上の人間の視覚認知の仕方を考えるとごく自然な成り行きなんじゃないかな?
それにスクエアの映画なんかもしもあったら、いろいろ表現するのに苦労するだろうことは簡単に想像できる。
正方形の利点は、あまり幅をとらずに広い面積を得られることである。
円にはかなわないが、さまざまな四角の中で、全辺の和に対する面積の比率が最大となる。
そしてレンズは円、そのイメージサークルを有効に生かすのには正方形が適している。
幅広い中判フィルムで写真を撮る場合、像の形を正方形にした時に画質とカメラの大きさの
バランスが最適と言える。
これが中判カメラ、正方形フォーマットの由来なのではないだろうか。
極めて論理的・合理的な判断と言える。
で、35mm カメラ用のレンズを生かすために、36mm x 36mm のフォーマットの
カメラとそれ用のフィルムがあっても良かったのに、ってちょっと思った。
将来そんなフィルムとカメラが登場しないかなぁ、、、、ヾ(・・ )ォィォィ
ちょっと画質が良くて、ちょっと重いカメラ、スクエアの経験を積むのにいいだろうなぁ。。。。
PENTACON six TL, BIOMETAR 2.8/80, Portra 400VC (expired)
この写真、縞々の色ムラがあり、補正するのがとても大変だった。
まだちょっと変(笑)。
あと1本くらい残っているかな? 期限切れの Portra 400VC。
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