BESSA R2A, M-ROKKOR 90mm F4, Ektar, expired
どういう写真が「より良い」写真なのか、って特に決まりはないわけで、
強いていえば「より多くの人が好き」な写真なのかな?、とは思う。←ここら辺もいろいろ考えるところあり
僕は、「見て心地良い」写真を目指しているんだけれど
「心地良い」だってなんだか良くわらかない表現で、えー、結局は自己満足。
最近、眼ばかりが肥えてきて、ある写真が編集(レタッチ)されているかどうか、
がスグにわかるようになってきた。
いや全体の感じが編集されているのは特に気にならないんだけど、
部分的にレタッチされている写真は、心地良くないなぁ…と感じる。
「この部分の赤を濃くして、かつ、明るい部分を覆い焼きしてキラめかせていますねー」みたいに。
そこばっかり気になっちゃうでしょ、全体に眼が向かない…
適度な色温度補正や色被り補正、明度・コントラストの補正を写真全体に施しているのは
気にならないわけだけど、それは自分もやっているからなのかも知れない。
自分の昔の写真を見ると、ありゃりゃ明らかにレタッチしてるの わかるじゃん!
その写真をアップロードした時は、「これくらいだったら自然な感じだろう」、と思ったから
アップしたわけで、自分はどっちかというと 編集はあまりしないヒト、なつもりでいた(ふりをしていた)。
でも、いま見てみると、あぁあー、ちょっと恥ずかしいなぁ、と、
眼の肥えた方に見られたら、ね、わかりますでしょ、、、、
BESSA R2A, M-ROKKOR 90mm F4, Ektar, expired
で、もっともっと写真を撮り、たくさんの経験をし たくさんの写真を見ていったら、いまよりも眼が肥えて、
そうしたら今夜アップした写真の「ごくわずかな編集」にも「不自然さ」を感じるようになる可能性がある。
いまの自分のレベルの写真は自分では ある程度 満足しているけれど、
僕よりずっと眼の肥えた方にとっては面白くない、不自然なのかも。
(それ以前の問題は棚上げにして喋っている)
で、ずっとずっと写真が上手になっていって、眼が肥えていって、で、「いい写真」、「心地良い写真」
はどういう写真になっていくかというと、
撮ったままの写真になっていくんじゃなかろうか、そう思えてくる。
つまり撮るその瞬間までに用意した工夫や機材による付加価値のみ不自然さがなく、それ以後、
スキャン(自家現像はきっとOKなんだろう) 、仕上げで「ここを強調してより心地良く感じられるようにしよう」
なんて「得しよう目的」の編集はその結果を不自然なものにするからNG ということになってくる。
たくさんの写真ブログを見ていて、経験豊富な諸先輩方の写真がほとんど無補正に見えるわけが
わかった様な気がする。
GRD3
2 件のコメント:
Crackerjackさん
ブログを通じていろいろな方の写真を拝見し、刺激を受けています。
こんなにも手軽に刺激を受けられるのですから、ありがたいものです。
また、写真に対してとても真摯な方々が考えを記述してくださっています。
単独で楽しんでいる自分にとって、写真の世界を広げられる場ともなっています。
Crackerjackさんも本当に写真が好きで、ファインダーをのぞいている間思索が脳内を巡っていらっしゃるのでしょう。
また撮り終わったあとも一枚一枚しっかり確認し、次にどう反映させるか考えていらっしゃる。
そのことが写真と文からよく伝わってきます。
特に撮り終わったあとのことに関して、自分も写真を撮り始めた時からそうだったら良かったのにと残念に思っています。
白黒なら現像はしないでもないですが、紙焼きとなると環境が整わず、未だ手を出せていません。
覆い焼き、コンタクトプリント、増感、どの単語にも魅力的な響きを感じます。
表現を加えても観る者に違和感を与えませんし、自分の写真が出来上がるなんて最高です。
いつか現像と紙焼きのワークショップに参加したいんですけどね。
Crackerjackさんがそちらに進まれたら、ご自分の作品を更に高みへと上らせるのではないでしょうか。
n.n さん
こんばんは。
そうですね、私もたくさんの方々のブログを読んで、見て勉強になっています。
「こういう写真が撮れるようになりたいな…」で、読み進んでいくと、カラーなのに
自家現像されていてビックリしたり、中判のレンズにもいろんなクセがあるのを知り、
そのレンズを手に入れてしまったり…
写真を撮りに出掛けてしまうとあんがい何も考えずにバシャバシャ撮ってしまいます。
でも、スキャンしている間にあれこれ考えていて、ND8 をつけたら ISO は 25 って
考えればいいのかな?、とか、遠くの景色を撮るとき手元の照度でOKなんだろうか?
何か予想外のことが起きないだろうか、とか。
印画紙に焼くこと、プリントする用紙のこと、私はまったく知識がありません。
「写真展に出す」、「ハードコピーの作品にする」、具体的に考えたことがありません。
でも、大変なんだろうなー、そういうことをやっていらっしゃる方々のブログからそう感じます。
おそらくは写真展がきっかけになるんでしょうが、私も単独でやっているので そういう機会が
巡ってくることもありませんでしたし 今後も自分から積極的に動かないと ないでしょう。
そうですね、良い経験になるでしょうね、いろんな勉強になるはずです。
でも今のところは まだまだ未熟な中判カメラの基礎を固めないといけないので
もっと経験を積んで効率を高めることに集中し続けることにします。
コメントありがとうございました。
いつも励みになっております。
n.n さんの次の作品も心待ちにしておりますね。
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