BESSA R3A, NOKTON 50mm F1.1, FOMAPAN 400
いま窮地に陥っているロシアの歴史で興味を持ったところのひとつ。
昔、キエフ大公国という(9世紀〜13世紀)東スラブ人の国家があって、
かなり繁栄した。
首都はもちろんキエフ、”キエフの大門”のキエフ、1240年にモンゴルが来襲して
キエフは落城し国は崩壊した。
このキエフ大公国は、ウクライナ、ベラルーシ、ロシア三国の共通した祖国として
考えられているんだそうな。
ウクライナが南、ベラルーシが北西、ロシアが北東、そんな位置関係。
ウクライナは16世紀頃から”ヨーロッパの穀倉”として有名となった。
そしてソ連の属国となっていた時代、ソ連共産党の指導を拒否したウクライナの
農民たちは、レーニンやスターリンに収穫した穀物を全て取りあげられるという
苦難の12年間を経験した。
その間、大飢饉が何度も起こり、推定で400〜1000万人が死んだという。
この言わば大虐殺に対し、”ジェノサイド” という単語が欧米では使われている。
これが現在のウクライナ対ロシアの根底にあるのは間違いない。
ソ連はまたひどいことをしたもんだ。
こういった属領内に住む他民族の命を粗末に扱ったり、弾圧を行ったり、
粛正を何度も行ったりと、そういうソ連時代の指導部の非道が
現在のアメリカをはじめとした資本主義国家の内部に根強い
”ロシア=悪 、それは変わることがない” 観として
残っているってことなんだろうなぁ。。。。
0 件のコメント:
コメントを投稿