Canon EOS kiss, EF 50mm F1.8 II, AGFA CT precisa 100
何がその人の眼にフォトジェニックに映るかはそれぞれだと思う。
これは経験、思い出、読んだ本、印象に残った映画、好きな曲風、、、、
これらが個々人の感受性を育てるからだ。
ただ、ほとんど異なることのない遺伝子を持ち、ここ数十年以内に生まれ育ち、
似たような教育を受け、世界の名作を読み、不朽の名曲を聴き、名画を鑑賞し、
歩いて、自転車で、クルマで、列車で、船で、飛行機で旅をし、
気になったモノについて家族、友人、恋人と話し合い、、、、
それほど我々の感受性に大きな違いがあるだろうか。
あまりない、とも言えるし、かなり違う、と考えるときもある。
でも、大切なのは共通点があると同時に差異がある、この点なんだと思う。
共通点を生かしながら自分の独自性をわかってもらえたら、感動してもらえたら、
写真を撮る者としてこれ以上の幸せはないと思う。
心に一点の曇りもない自分に正直で真っ当な写真で。
そのために、見てくれる人たちに媚びへつらってはいけない。
機材のごくわずかな性能の優劣に頓着してはいけない。
ただただポピュラーになることを目指してはいけない。
技量のなさをインスタントな方法で補ってはいけない。
自分の、自分独自の感性、感受性を伸ばす方向に進めば良い。
自分の好きな昔の写真家の作品を何度も何度も見返せば良い。
好きな本、映画、音楽、絵画にどんどん触れれば良い。
技術を磨き、基本に忠実であれば良い。
自分への戒めでもある。
Canon EOS kiss, EF 50mm F1.8 II, AGFA CT precisa 100
0 件のコメント:
コメントを投稿