PENTACON six TL, ARSAT 80mm F2.8, Portra 400
なんか Ektar みたいなトーンになってしまった。
PENtACON six TL を使った写真に、
ARSAT 80mm F2.8 や
ARAX 2.8/80mm、
VOLNA 80mm F2.8 などと
いくつもの標準レンズ名をタブとして出していますが、
これらは基本的に全て同じものです。
ウクライナのキエフで作られていました。
このレンズを作っている工場の経営母体が時代と共に
変遷するに従って、名前が変わっていく…
でも設計は同じ。
外見は少し変更されたりして。
このレンズと良く似たものに
BIOMETAR 80mm F2.8 というのがありますが、
これは東独VEBツァイス社(Carl Zeiss Jena)で作られていたレンズで、
Carl Zeiss が顕微鏡を作りはじめ、優れた意欲的なレンズが次から次へと
作られていったのは、このドイツの Jena という都市の工場です。
ですから、由緒正しいレンズなのです。
上のウクライナのレンズはこの Jena の BIOMETARと
とても良く似ています。
キエフでは、様々な外国の優秀なレンズのコピーが作られ、安価な値段で
輸出されていました。
BIOMETAR 80 と ARSAT 80 の大きな違いは、
BIOMETAR のボケの方が美しい、
ARSAT の方が最短撮影距離が短い。
僕にわかるのはここまでです。
JENA のレンズで僕が他に持っているのは FLEKTOGON 35mm F2.8、
35mm フィルムカメラ用のレンズですが、とても使いやすいレンズです。
描写は優秀、最短は驚くほど短い、こんど EF マウントがついていて、
それを外すと M42 マウントとなります。
つまりいまの機材環境では出番がなかなか回ってきません。
困っちゃったなぁ(笑)。
もうひとつは、 SONNAR 180mm F2.8 で、P6 (PENTACON SIX) マウントのレンズです。
このレンズは優秀な写りをするそうですが、まだ P6 カメラにつけて撮ったことがありません。
150mm F2.8 を持っているのでわざわざ苦労して持ち出す意味があまりなさそうに思うんです。
いつか使って見ます。使ったらビックリするほど良くて、お気に入りになったりして(笑)。
まずは標準と1本だけの広角を中心に使っていくつもりでいました。
(KALEINAR-3 150mm F2.8、MIR-26 45mm F3.5 どちらもキエフレンズ)
80mm と 45mm、これら中心でいいんじゃないかなぁ、少なくとも当面。
きょうは午後遅めに水面を撮りに行こうかと考えています。 天候次第ですけどね…