BESSA R3A, NOKTON 50mm F1.1, PORTRA 400
安倍総理がもっとも怖れるヒーロー登場-「SEALDs」が日本を変える?
古賀茂明「改革はするが戦争はしない」フォーラム4(2015年7月10日配信)より
潮流変化を主導するもの
こうした大きな潮流の変化をリードしているのは誰なのだろうか。
私が以前から注目して来たグループがある。それが「SEALDs」だ。SEALDs(シールズ:Students Emergency Action for Liberal Democracy-sの略称)は、「自由で民主的な日本を守るための、学生による緊急アクション」だ。元々は、特定秘密保護法案の提出に危機感を持った 学生が、立ち上げた「SASPLE」という団体が前身になっているが、その担い手は10代から20代前半の若い世代だ。従来、大人たちが、政治に無関心だ と考えていた層である。(https://twitter.com/SEALDs_jpn)
彼らの主張は、非常にわかりやすい。「戦後70年でつくりあげられてきた、この国の自由と民主主義の伝統を尊重し」「その基盤である日本国憲法のも つ価値を守りたいと考え」「現在、危機に瀕している日本国憲法を守るために、立憲主義・生活保障・安全保障の3分野で、明確なヴィジョンを表明」する。 「特定秘密保護法や集団的自衛権の行使容認」を「憲法の理念の空洞化」だととらえ、「貧困や少子高齢化の問題」にも警鐘を鳴らす。そして、「この夏の安保 法案の審議」「来年の参議院選挙以降の自民党による改憲の企て」を前に、「この1年がこの国の行方を左右する非常に重要な期間」だと訴える。
彼らには、政治家よりも差し迫った危機感がある。ほとんどの野党が、安保法制の議論をいかに来年の参議院選挙のために使うかという視点でしか捉えて いないのに対して、SEALDsは、それよりも前のこの一年が勝負だとはっきり認識しているのだ。そして、安倍政権の暴走を放置した時、最大の犠牲者にな るのは自分たち若者であるという皮膚感覚に根ざした言葉で率直に若者に呼びかける。その声は、政治家のプロパガンダとは違い、若者の心に素直に受け入れら れ、これまでは、政治にかかわることを避けてきた層にも、急速に浸透しているのである。・・・(以下略)
古賀茂明「改革はするが戦争はしない」フォーラム4(2015年7月10日配信)より
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